部屋に入ったら金色の水が入ったポリ袋4つがおかれていた

ある晴れた6月の平日

『入るわよ!』

と、母はる子は入りなれた様子でずかずかと部屋にあがっていった

『あっ!あんたまた昨日置いていったパン食べてないじゃない!このまま食べないと本当に死ぬわよ!』

という声が聞こえた

これはそろそろただならない事態かもしれないと思い普段は絶対に入ることのない「みや子」の部屋に私はおそるおそる入っていった

 

『おじゃましま~す・・・・』

 

ここはアパートの一室

LDKの一人用の部屋

南向きなので日当たりは抜群

なので入った瞬間むわぁ~とする暑さとカビ臭い悪臭が鼻について、思わず鼻から息をするのをやめた

・・・けどそうするとカビを口から吸っているようで気分が悪いのでやっぱり鼻から息をすることにした

 

部屋に入って一番に目についたのはカビで真っ黒になっているキッチンのシンク

次に見たものは、リビングの床に敷かれた薄汚れた薄っぺらいラグマットと、一人用の小さいダイニングテーブルと椅子があった

部屋の隅と椅子の周りにはおよそ5年お風呂に入っていない垢と掻きむしった皮膚の皮がパラパラと落ちて白くなっていた

それを見て私は鼻と口から息をすることをやめた

 

奥の部屋に行くと煎餅のようにぺったんこで洗ったことのない茶色のシーツと、これまたぺったんこに偏った枕があり、その布団の上にみや子が長座していた

みや子は私をみて

「あらまどか!」

と声をかけた

 

そしてその近くをちらっと見てみると、透明のポリ袋に金色の水が入ったポリ袋4つが置かれていた

 

 

これから書くブログは私の伯母の生態記録である

私の野望はいつか書籍化にすること(無謀)

 

 

 

 

※注意書き※

家族にばれないよう名前や登場人物はすべて仮名です

小説家ではないので稚拙な文章となりますがあたたかく見守っていただけましたら幸いでございます

30年以上の昔の話も含まれますので記憶が曖昧な部分もあります

食い違いがある部分があってもスルーして下さい

毎日は更新できませんができるだけ長くつづけられるよう頑張ります

よろしくお願いします